SOMAの情報。施設・設備・アイテムなど

    

    

ARK プロジェクト

 

完全な脳スキャンデータをもとに、人間をコンピューターの中の仮想現実世界で存続させるプロジェクト。

そのコンピューターを衛星で宇宙に打ち上げ、太陽光発電で理論上数千年は生きていられる。

人類滅亡の危機にあって、唯一人類存続の可能性があるとしてプロジェクトはシータで本格的に進められる。

キャサリンのARカプセル技術と、WAUの完全な脳スキャン技術がベースにある。

WAUの脳スキャン技術は強力な電磁波を発生させるもので、スキャンを受けたものは3日間ほど悪心と頭痛が続く。

連続性信奉者の脳スキャン後の自殺が相次いだため、ジョン ストロマイヤーにプロジェクトを無期限保留される。

その後、キャサリンがキース フォークリアンにプロジェクトの続行許可を得て、保留前の脳スキャンデータのみでARK打ち上げを決意。ARKチームでファイに持ち込む。

しかし土壇場でイアン ペダーセンが打ち上げに反対、もみ合いとなりキャサリンを殺害、プロジェクトは頓挫する。

 

    

CURIE:乗り物

 

CARTHAGE INDUSTRIESが所有する船で、ポルトガルリスボンラムダを往復し、人員・物資を運んでいたと思われる。

船内の壁に船の図があるが、これによると船体を垂直に立てて大部分を水中に沈める、半潜水状態をとれる模様。

階段がおかしな方向についているのも、半潜水状態で使用するためだと思われる。

隕石衝突時も半潜水状態で難を逃れたようで、隕石衝突後の地上の様子が録画で残っている。

しかしその後、船は沈没しWAUに乗っ取られていた。

非常用小型艇を複数搭載しており、サイモンとキャサリンタウに向かうため使用する。

 

    

PATHOS-II:施設

 

SOMAの舞台。

2060年代に地熱開発のため、大西洋に造られた巨大海底施設。

後に宇宙開発事業が中心となる。

宇宙機打上用のオメガ・スペースガンと複数の施設から構成される。

ハイドロカルチャーや深海乱流、深海建築を含む複数の海洋科学的調査プロジェクトの拠点にもなっている。

 

    

アルファ:施設

 

PATHOS-IIの極秘施設。殆どのスタッフが存在すら知らない。

WAUの研究に使用されていた。コアチャンバを乗っ取ったWAUの心臓部がある。

 

    

ウプシロンUPSILON:施設

 

PATHOS-IIの電力供給施設。

ウプシロンAには地熱発電所や製造施設、ウプシロンBには天然ガス精製所が存在する。

2103/4/28 カール セムケンとエイミー アザロを除くウプシロンスタッフはシータへ避難。

残った二人が発電機とすべてのターボを稼働、工場や余分なシステムを停止し20~25年分の電力供給を可能にする自動化プロセス作業を遂行した。

また、WAUにより暴走した多数のロボットが発電を止めないよう、重要なブロックが封鎖された。

その後、WAUによって脳スキャンデータを甦らされたサイモンが、ウプシロンのテックデポで目覚めた。

 

    

オミクロンOMICRON:施設

 

PATHOS-IIの医学研究所とハイドロカルチャー(土を使わない水耕栽培)センター。

深海の淵に位置し、海洋牧場やクライマーも存在する。

クライマーを利用すれば深海4kmにわたる深さを調査可能とする。

オミクロンのスタッフはWAUによるブラックボックスの暴発で全員死亡したと思われる。

 

    

オメガ・スペースガン:設備

 

PATHOS-II宇宙機打上装置。

海底に延びたマラソンコースよりも長いコイルガンから、燃焼の危険性無しに貨物を宇宙に打ち上げることができる。

 

    

シータ THETA:施設

 

PATHOS-IIの中央管理センター。

ステーション管理本部、医療施設が存在し、衛星の準備や設計に関わる貨物組立クルーが配置されている。

2103/7/3 ARKプロジェクトが開始される。

主にリサーチラボで作業が行われた。

また向かいのリモートコントロール室のパイロットシートで、キャサリンによる脳スキャンが行われていた。

2104/1/16 シータに運び込まれたテリー エイカーズに襲われ、恐らくスタッフは全員死亡したと思われる。

 

    

タウ TAU:施設

 

PATHOS-IIの研究施設。

極度の環境下における深海生物と人間を研究するモジュール化研究プラットフォーム。

シャトルトンネルは繋がっておらず、オミクロンからクライマーでタウへ行く方法がある。

2013/9/13 タウスタッフの避難が失敗した後、オミクロンからは見捨てられた。

 

    

デルタ DELTA:施設

 

PATHOS-IIの製造工場。

オメガ・スペースガン専用の衛星・探査機運搬シェルの製造と組立が行われていた。

2103/8/3 入出荷記録によると、デルタで製造されたと思われるARK外郭がファイへ移送されている。

2103/8/14 テリー エイカーズを除くデルタスタッフはシータへ避難。

2104/1/15 テリー エイカーズが避難要請、コモレビ調査班が救助のため到着するがエイカーズに襲われる。

 

    

ファイ PHI:施設

 

オメガ・スペースガンのコントロールセンター。

シャトルトンネルは繋がっておらず、オミクロンからクライマータウへ行き、そこからさらにアクセストンネルを通ってファイへ行く方法がある。

 

    


ラムダ LAMBDA:施設

 

PATHOS-IIの輸送ドックと移送ハブ施設。

シャトルトンネルの他、水上移送も利用可能。

 

    

WAU:設備

 

人工知能が顕著化した存在とキャサリンは説明。

CARTHAGE INDUSTRIESが極秘に研究をしていたようだが、その実態はすべて明らかになっていなかったと思われる。

ヨハン ロスの手により、気温調節や生命維持活動のための制御システムとしてPATHOS-II全体に組み込まれた。

隕石衝突後、すべての生物に接触、制御しようとストラクチャーゲルを使って増殖を始め暴走した。

それは本来の目的、プロトコルとして組み込まれた「人類を救出し、力になる」を遂行するためだった。

 

    


ブラックボックス (CCRV-7):設備

 

人間の身体状況を観測するためのインプラント

その情報はWAUによって管理されていた。

ウプシロンのコントロールステーションB隣接の倉庫に説明書と装置一式がある。

WAUブラックボックスを暴発させ、オミクロンのスタッフを殺害したと思われる。

 

    

ユニバーサルヘルパー:設備

 

PATHOS-II全体で使用されていた作業用ロボット。

UH、又は単にロボットとも呼ばれている。

「Tugger」「クラスター」等、名前が付けられていた機体もあった。

かなりの数のユニバーサルヘルパーがWAUによって乗っ取られたり、脳スキャンデータを移された模様。

デルタの端末より4種類あることがわかる。

 

・K8(UH8)

小型ユニバーサルヘルパー。

複雑な知能(AN-7U)を搭載しているが音声モジュールは無い。

純化された音とライトでコミュニケーションは可能。

サイモンに助けられた後、恩返しをするロボットはこのタイプ。

 

・BULL(UH3)

中型ワーカー。

複雑な知能(AN-5U)を搭載しているが、人間による遠隔パイロットもサポートする。

ウプシロンに多数存在していたのはこのタイプと思われる。

 

・TOPA(m-UH9)

ミニユニバーサルヘルパー。

複雑な知能(AN-7U)を搭載している。

 

・QUALIA(RV2)

調査艇。

基礎的な知能(A-2U)を搭載。

装備をフルに使用するには、人間による遠隔パイロットが必須。

 

    


ツェッペリン トランスポート:乗り物

 

貨物輸送船。名前の由来はドイツの飛行船からであると考えられる。

シャトルに乗せるには大きい資材をセンター間で移動するのに使用。

ただし深海に位置するタウファイには行けない模様。

サイモンとキャサリンシータへ向かうのに搭乗する。

デルタの発着場付近の端末によると3機が運用がされていたが、サイモンが呼ぼうとした時には2機がエンジン故障を起こしていた。

番号216のツェッペリンを呼び出すと「アラン」が返答してくる。

 

    


クライマー Climber:設備

 

深海電梯装置 ACR(Abyss Climber Rig)。

DUNBAT以外で深海に潜るには、パワースーツを着用しこれに乗るしか方法は無い。

 

    

DUNBAT:乗り物

 

深海探査機。シータにある。

2104/1/11 大規模なストラクチャーゲル漏れが起き、WAUがDUNBATを占拠。

サイモンとキャサリンがDUNBATを使ってタウへ向かおうとしたが、誰かの脳スキャンデータを移植されていて暴れだした。

声やセリフから推測するとブランドン ワンなのかも知れない。

 

    


オムニツール Omnitool:アイテム

 

這い松製の携帯情報端末。サイモンには「ドア開け機」と呼ばれていた。

メインスロットに皮質チップ、予備スロットにツールチップを挿入することにより機能を拡張できる。

皮質チップが挿入されてないとデフォルト搭載知能「ヘルパー Jane」がインターフェースとして機能する。

ストーリーが進むと、キャサリンの脳スキャンデータが入った皮質チップを挿入することになる。

 

    

ストラクチャーゲル:アイテム

 

強磁性流体で基礎部分において毒性はない。

帯電するとしばらく活動し、回路に適用すると結合性、機能性を向上させる特徴を持つ。

WAUはストラクチャーゲルに大幅な改造を施し支配、それを通じてPATHOS-IIの生物、機械、ロボットを制御していった。

WAUによって改造されたストラクチャーゲルを生物が摂取すると、癌性の発育に襲われ性格に影響を及ぼす。

WAUを倒すためのパターンが組み込まれたストラクチャーゲルがオミクロンにあり、アイテムとして入手する。

 

    

CARTHAGE INDUSTRIES:組織

 

PATHOS-IIを所有していた会社と思われる。

また、極秘でWAUの研究開発も行っていて、PATHOS-IIのスタッフの内、マーク サラン、ヨハン ロス、ジュリア ダールが関わっていた。

監査役員会がマーク サランにWAUのステーション全域拡張と謎を解明するための調査を命じる内容の書類が、サランの部屋に残っている。

 

    

這い松:組織

 

ロボットやコンピューター、オムニツールなどの電子機器を製造していた日本の会社と思われる。

至る所で名前を見ることができる。

デイビット ムンシが2015年に使用していた事務所の、廊下の掲示板やUSBメモリにもその名前があることから、その頃から少なくとも90年近くは存在していたことになる。

 

    


隕石衝突:出来事

 

2103/1/12 5:13 隕石「Telos」が太平洋に落下。その衝撃で地上は不毛化し、生命の維持は不可能となる。

海底のPATHOS-IIにいたスタッフだけが、その立地条件により生き残る。

キース フォークリアンによる隕石衝突のレポートが、ウプシロンのシャトルステーションB、貨物シャトル内にあるエイミー アザロのタブレットに残っている。

隕石衝突による人類滅亡の危機が、WAU暴走のきっかけとなった。